異なるシステムの連携はデータの粒度と分類体系が異なっていては生産性に寄与できない。

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Eメールは氏名の下にテーマがある。では特定のテーマを全メールから集めるにはどうしたら良いのか。メールでは意見を集約できない。


ファイルはファイル名が意味を持つ場合や持たない場合もある。これでも同じような内容のファイルを検索できない。


データベースになると、細かい項目単位にデータを保存する。しかし、その上位の分類をどのようにするかは全くの自由である。これでは複数のデータベースは結合ができない。


つまり、思いつきのままで自由にデータを保存したり、やりとりして下さいというソリューションばかりである。


全体の分類をどうすべきか、データの粒度を、どのように整えるべきかとの検討がされずにソリューションが作られたからである。

この2つを曖昧にして、情報システムが人の仕事の生産性向上になるとは言えない。AIを活かすに於いても、意味のあるデータを準備しなくてはならない。


もし、今のままの雑然としたデータ群を対象に何の取捨選択もなくAIの処理のかけたならば、その結果を人は説明も推察もできないおかしなことを答えてくるであろう。


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