ナレッジサイエンスの取組み

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取組の背景

知識科学と言うと難しく感じられてしまうかも知れませんが、もっと実務的なことを研究しています。昔、KJ法の発明で有名な川喜多次郎先生がフィールドサイエンスと呼ばれていた分野に近いものです。このような分野にITを取り入れています。

何故、これを研究しているのかですが、私は自動車会社のエンジニアとしてPLMと呼ばれるシステムを納得できずにいたからです。部品表にCADファイルを配置して、どうして製品のライフサイクルマネージメントができるのだろうか?

ここ数年は、製造のコンサルタントを行うなかで、エンジニアリングに役立つPLMとは何かを考えてきて結果、もっと別な概念を生み出したいと考えたからです。それが、弊社が保有する特許文書に記載されていることです。

その効果を確かめるために、実際にソフトウエアを開発し、いくつかの実験を行ってきました。この成果物が弊社の財産であり、商品です。

弊社が発見し特許を取得した知識の記録方法

下記の図のように3次元の空間内の座標を情報を記録する場所とすることにしました。これは、座標であれば、目に見えることの全ての情報を記録することができることによるまさに合理的な方法と言えるでしょう。

目に見えないことをどのように記録するかについては、目に見える座標から上位に引き出された空間内の座標(任意の場所)に上位特徴点座標として概念を記録する方法を考案しました。

この方法によって、更なる上位概念が無限に定義できるようになりました。このように、ホルダーや階層に依存しない、ファイルも必要としない、人の考えていることの記録方法を特許として取得することができました。


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